ブラックニスト!!
電話
私はある一軒家を借りた。
1人では広過ぎるほど大きな一軒家。
1人なのにそんな大きな家を借りてどうするんだと思うかも知れないが、それには訳がある。

家賃が凄く安いのだ。

近くのワンルームを借りるよりはるかに安い物件。

勿論、そんな物件には訳があるのが当たり前。

そう、いわく付きの物件…

私はそんな事、全く気にしない人間なので安いにこした事ないと思いそこを借りたのだ。

しかし、住んでから数日経ったある日の夜…
電話が掛かって来た。

あれは、23:50頃だった。

そんな時間は眠りについている時間なのでその電話で起こされたのだ。

無視してそのまま布団に入ってたけど、ベルが全く鳴り止まない。

仕方なく、電話に出て見ることにした。

私「もしもし?」
電話「…」

反応がない…
いたずらかと思い電話を切り布団の中に入ろうとした瞬間、またベルが鳴った。

どうせまた無言電話だろと思い無視していたけど、鳴り止む気配がなかったから仕方なくまた電話に出た


私「もしもし?誰?なんか用?」
電話「…」

わかっていたけど腹が立つ。

電話を切って何処から掛かって来てるのか見たら…

見覚えある番号…

なんとそれは、自分の家の番号からだった。

えっなんで?
なんで自分の家の番号から掛かってくるの?

怖くなった私はすぐさま電話線を抜いた。

しかし、直ぐにまたベルが鳴った。

電話線を抜いているのにも関わらず、ベルが鳴り出したのだ。

怖いので受話器を取り直ぐに電話を切った。

しかし、また直ぐに鳴り出すベル。

切っても切っても鳴り出すので取った受話器をそのままおいて置く事にした。

暫くすると、受話器の向こうから何か音がして来た。

恐る恐る受話器を手に取り耳に近付けてみた。

遠くの方で小型エンジンらしき音がしてる。

時折、叫び声みたいなのが微かに聞こえる。

それをずっと聴いていると段々と音がこちらに近付いて来て、断末魔の叫びらしき音と共に電話が切れた。

今のはなんだ?

と思っていたら後ろの方で物音がした。

振り返ると、そこには血がベタりとついた受話器の無い電話があった。

私はヤバイと思い家から逃げ出た。

その日は駅前にあるネットカフェで過ごし翌日、不動産屋に話しを聞く事にした。

話しによると、数十年前にその家の前の家(事件が起きた後に建て替えられる)で事件が起きたらしい。

その事件とは、一家四人で暮らしていた家族が男にチェーンソーで惨殺されたと言う事。

その殺され方が酷く子供2人は寝室で頭部を落とされ、お腹を切られており、奥さんは子供部屋の前で、両腕、両脚、頭部を切られていた。

異変に気付いた旦那さんが警察に電話した時に男に両腕、両脚、頭部、腹部を切断され亡くなり、一家全員を殺害後男も持っているチェーンソーで首を切断して自殺。

旦那さんが警察に電話したので異変に気付いた警察が駆け付けたのだが、おかしな事に電話が受話器だけ残して無くなってたらしい。

また、警察が駆け付けた時の時間が23:50だと言う。

その話しを聞いた私はこんな所には住んで居られないと思い引っ越しをした。

今もその家は毎月決まった日と時間になると電話が無いのにも関わらずベル音が鳴るとか…



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